【KMCアドベントカレンダー】ごはんをおいしくつくるための5つの約束

概要

この記事はKMC Advent Calendar 2019 - Adventarの15日目の記事です.

前回の記事は闇鍋をした話 - strelka_dogのブログでした.

adventar.org

こんにちは.id:asRagiです.2019年を締めくくるアドベントカレンダーですが,2019年を振り返ったところ料理しかしてなかったなと感じたので記事のテーマとして料理を選択しました.

2019年の漢字は「飯」です.

ところで

12/16はid:asRagiの誕生日です!!!

どうぞよろしくお願いいたします.

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ごはんをおいしくつくるための5つの約束

①プロの作ったレシピを見つける

イラストにもプロのイラストと素人のイラストではクオリティに天地の差があるように,レシピにもプロのレシピと素人のレシピでは天地の差があります.

Googleで料理レシピを検索するとユーザー投稿型のレシピ共有サイトのレシピが多数ヒットします.レシピ共有サイトは素晴らしいサービスですが,できるだけ避けましょう.

レシピ著者としてプロの名前が載っているレシピが必ずあるのでそれを参照してください.

特にプロのレシピでは「どうしてその手順が必要なのか」「その処理によってどういう効果が期待できるのか」が論理的に説明されていることも多く,学びも多いです.

www.kyounoryouri.jp

gyazo.com

例: すき焼きは最初に肉だけを焼くとよいという話.

②レシピ通りに作る

プロのレシピを発見できたら,その通りに作業してください.簡単なことのようですが,これが本当に大切です.

材料を省略しない

「材料に赤ワインとあるが,赤ワインが無いので日本酒でやろう」「味噌が必要っぽいけど,味噌ないから省略するか」といったことをすると,当然ながらクオリティがどんどん落ちていきます.

気合が必要ですが,レシピに記載されている材料は揃えましょう.

手元の材料ストックが増えるとレシピを探す際にも「この材料がないからやめとくか.....」という状況が減り,選択肢が増えて最高なので.

材料を追加しない

他のレシピやテレビで○○を隠し味に入れるとよいという話を見たからと試すのはだいたい失敗するのでやめましょう.上級者だからできることです.

ただし失敗した上でどうして失敗したのかを分析することには学びがあるので,失敗する前提でチャレンジするのはよいことだと思います.

やっていきましょう!!!

③ちゃんとレシピ通りに作る

ちゃんとレシピ通りに作ってくれ!!!

火加減を雑にやらない

「弱火で10分」は「強火で2分」とイコールではないぞ!!

「40℃のお風呂に100秒浸かる」のと「100℃のお風呂に20秒浸かる」だと浸かった人間の状態が全然違うだろうことは想像が難しくないと思います.

料理は温度管理と塩加減が命です.

ところで: 弱火とか強火ってどの程度なのという話

意図をもって理解しましょう.

弱火: 中までしっかり火を通したいとき

煮込み料理などが用途です.なべ底にコンロの火の先端が付かないくらいが目安でしょう.

強火: 中には火を通さずに表面だけ焼きたいとき

ステーキやチャーハンなどが用途です.コンロの火の先端がなべ底から外に出てしまうと逆に効率が悪いので,そうならない中で一番強い火力にしてください.

ステーキは中には火をあまり通さず(60℃程度までの加熱が理想),表面には香りづけのために焼き色を付けたいという目的で強火が選ばれます.

中火: どっちでもないとき

中火がどれくらいかで考えるより,「強火でも弱火でもない間くらいの状態」として考えましょう.

弱火や強火は上記のような特徴的な効果を持つので,そうした効果が不要な場合には中火が選択されます.

「なべ底にコンロの火の先端がつく程度」と言われることも多いようです.

とろ火

コンロで火が出る範囲で限界まで火を弱めてください.

分量をちゃんと量る

目分量で量ってシュッと美味しい料理が作れるのは一部のプロだけです.必ず計量を行う経験豊富なプロの料理人もたくさんいます.

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材料をケチらない

必要とされている材料が勿体ないからといって少な目にすると,物足りない味になります.

パスタを作るなら,高いオリーブオイルも粉チーズもドバドバいきましょう.

材料の投入タイミングを軽んじない

「輪切りにしたにんにくを油で炒め,色が変わってきたらみじん切りにしたにんにくをフライパンに入れる」という指示を,どうせなら一緒に入れても変わらないだろうとまとめて投入するのはやめましょう.

材料をそれぞれどの程度加熱したいか,どの程度火が入りやすいかによってタイミングが計算されているためです.

また例えば,パスタを茹でる際に塩をゆで汁に入れます.これはパスタの内部までしっかりと塩味をつけるためです.

これを「ゆであがったパスタに塩をかける」ではまったく別の味わいになってしまいます.

醤油を入れてから焼いた卵焼きと,何も入れずに焼いた卵焼きに醤油をかけるのとでは別の料理になるでしょう.

④塩加減が命

これは本当に悪い文明ですが,多くのレシピでは「塩: 適量」と書かれていることが多いです.塩加減が一番大事なんだが??????

ぼくは2019年に自分の料理のクオリティが著しく向上したと感じていますが,塩加減に細心の注意を払うようになったのが最大の理由です.

もちろん,重要であるがゆえに人の好みや材料の量の誤差によって投じるべき塩の量が変動するからが理由で,味見しながらやってくれということなんですけど.

しかしながら,味見しながら塩加減を良い感じにするのはめちゃくちゃ難しいので一つの目安を覚えましょう.

目安: 塩の量は料理の質量の0.8%

理由は忘れましたが,なんらかの理由で塩は質量の0.8%がベストらしいです.

300gのハンバーグを作るなら300×0.8%=2.4gの塩を計量して入れてください.

また,スープを500g作るなら,500×0.8%=4gの塩を入れましょう.

材料もしっかり量っていきましょう.

ちなみにパスタをゆでるときは水の量の1%強の塩の量がよいです.

ぼくは1Lの水に塩を10g入れて茹でています.

⑤出来たらすぐ食べる

出来立てが一番おいしいので

しめ

いい材料を使うとか,いい料理道具を使うとか,いろいろありますが今回は特に大切な上記の5点を紹介させていただきました.

それではよいお料理ライフを!

次回の記事は初音ミクについて、あるいは虚構と現実の狭間で|chia62|noteです.

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